デイサービスを開業するには
いったいどのくらい資金が必要なのでしょうか?
ここでは開業といっても
店舗資金だけではなく
運転資金も含めてご紹介します。
まず、先に結論からお伝えしますと
1,500万円です。
その内訳を以下に記載します。
開業資金
物件取得費 200万円
- 不動産手数料
- 敷金
- 礼金
など、物件取得にかかわる費用です。
内装費 300万円
申請に必要な部屋を作り
エアコン・トイレ・洗面台などの設備の費用です。
この内装費は
物件によってかなり差が出てくるものです。
基本的に内装費が高くなる要因は
物件が広い、消防設備がない
スケルトンであることです。
物件取得の前に
必ず内装の見積もりをとって
値段を把握しておくことが重要です。
車両費 70万円※
中古の車1台分です。
良い車が見つかれば
最初から2台以上準備してもいいですが
それほど使う頻度がないと思いますので
開業時は1台で良いです。
介護がよく用いるハイエースではなくて
セレナ・ノアなどの7~8人乗りの
車が一番効率的です。
備品 80万円
ここに含まれるのは
- 机
- 椅子
- パソコン
- テレビ
- 冷蔵庫
など
運営に必要な費用です。
人材採用費 30万円
まずは無料の媒体に出すのが第一ですが
反応がなければWEBや紙面で
求人広告を出す必要があるためその費用です。
広告費 30万円
ホームページ・パンフレット・印刷の費用です。
ホームページは必須ではありません。
リハビリ機器 リース(550万円)
リハビリ機器(マシン)の費用です。
リハビリ機器にもグレードがあるので
それにより変化しますが、ここでは
グレードが低い方で費用を算出しています。
運転資金
開業後、半年間で
黒字化を目指していく
という前提での費用ですが800万円です。
開業の1ヵ月前から採用しないといけませんので
それも含む人件費・固定費・変動の合計です。
合計での開業資金は?
開業資金、運転資金を
合計すると1,510万円です。
ただ、この計画では
あくまでスムーズに運営できた場合の費用です。
- もし、事故があったら?
- なかなかお客さんが集まらなかったら?
- スタッフがやめてしまったら?
など経営には予定外のことは付き物です。
そう考えると2000万円程
準備してもらえれば予定外のことが起きても
対応できると思うので安心です。
- 行動はポジティブに
- 計画はネガティブに
これが開業時の基本スタンスだと思っています。