デイサービス経営において
介護報酬請求はとっても大事な作業の一つです。
きちんと報酬を請求しないと
どれだけ売り上げても入金されません。
今回は介護報酬請求で
知っておかなければいけない知識について
ご紹介いたします。
そもそも介護保険請求の流れとは?
このような流れで介護保険請求を行います。
- 介護請求ソフトにて実績を入力しデータ化
(介護ソフトで簡単に行えます) - 10日までに介護請求ソフトにて国保連に介護保険請求
- 利用者様へ利用料請求
- 請求から1か月後くらいに国保連請求結果がくる
- 2カ月後に入金される
※今回はこの4番目で起こる
返戻についてのご紹介です。
返戻とはいったい何?
介護請求の仕組みとしては
デイサービス側からの請求だけで判断するのではなく
ケアマネさんからの請求と合わせて判断しています。
上記で言うと、2番目も
ケアマネさんの事務所で同じことをしています。
つまり、ケアマネさんからAさんは
1,000円を○○デイサービスで使いました
と請求がいき、○○デイサービスからも
Aさんは1,000円使いましたと請求がきて
ケアマネさん、デイサービスから
同じ請求がきているので給付しまうね
という形になります。
なので、ここでケアマネさんから1,000円で請求が来て
デイサービスからは1,100円きた場合
金額があってないから給付できませんよ
ということで『返戻』になります。
知っておきたいポイントとしては
あくまでもケアマネさんの請求が基準になるということです。
- ケアマネさん1,000円請求
デイサービス1,000円請求 ⇒ 1,000円入金 - ケアマネさん1,000円請求
デイサービス1,100円請求 ⇒ 『返戻』 - ケアマネさん1,000円請求
デイサービス900請求 ⇒ 900円入金
では、返戻になった場合はどうしたらいいのか?
返戻となったらその分を再請求します。
(返戻理由により異なります)
例えば、1月利用分を請求して
10件中3件が返戻になってしまった。
その場合は2月利用分を請求するときに
一緒に3件分も再請求します。
当然ながら、返戻になると
入金が予定より1ヵ月遅れてしまいますので
請求の際は2重で確認するなどして
返戻がないようにして、経営をしていってください。