「看板」
リアル店舗ビジネスには必須のもの。
そう思っている方がほとんどだと思います。
といいますか
介護業界以外は看板がいると思います。
では、デイサービスにはなぜ
看板が必要ないのでしょうか?
今回は、その理由についてご紹介いたします。
そもそも看板って何のためにあるの?
まずは看板は何のためにあるのでしょうか?
- 自分たちの存在を知ってもらうため
- 何をやっているか分かってもらうため
- 集客のため
この3つが主な目的だと思います。
私たちが1店舗目をオープしたとき
当然のように看板を付けました。
入口の上に大きく
店舗名サービス内容・電話番号
を入れました。
夜にも店舗の存在をしてもらおうということで
ライトも付けました。
そして、開業して2年が経過したときに
利用者さんや近所の方に看板の存在について
アンケートを実施しました。
すると、看板を知ってる人は
ほとんどいないことが分かりました。
なぜ、看板の存在が認知されていなかったのか?
理由を考えて見ました。
デザインが普通すぎる
人は他と違うものに目を奪われます。
そのため、ちょっとデザインや
形が他と違っても見る人からすると同じなのです。
人は探していないと目に入らない
これは日常生活でのみなさん
感じることがあると思います。
「こんなところに○○屋さんがあったのか!」
こんな経験ありませんか?
人は自分が必要な時にしか
認識することができません。
おなかが空いていれば、飲食店。
カラオケがしたければカラオケ屋さん。
のように探そう!と思ったときしか目に入りません。
対象のお客さんが見えない
看板は入口上に設置したので
地面から2.5メートルくらいにあると思います。
お客さんとなる高齢者の方は
基本、伏し目がちです。
そのため、看板の存在に
気づく人はほとんどいない。
だから看板は不要!カッティングシートで十分
それなりの看板を作成しようとおもったら
30万円以上のコストがかかります。
デイサービスは上記の理由によって
意味があまりありませんので
コストをかける必要はありません。
看板ではなく、入口の窓や正面から見える場所に
カッティングシートを張れば十分です。
コストも5万円以下で作成することができ
お客さんにも気づいてもらいやすくなります。
看板は自分たちベースで考えてしまいがちですが
お客さんの立場で、目線で施設の告知をしてもらえばと思います。