小銭

デイサービスを経営したら年収がいくらになるのか?

デイサービスを経営を考える時、
やはり気になるのが、

「経営者になったら
 いくらもらえるのか?」

「年収がいくらになるのか?」

気になるところだと思います。

当然ながら、事業規模によって
大きく変わってきますので
規模別で見てみたいと思います。

規模からみたデイサービスの営業利益一覧

今回は私達が運営している
半日デイサービスの場合でお伝えします。

これは、介護報酬によって
大きく関わっています。

介護報酬は定期的に改正されるため
必ずしもこの数字になるわけではありませんが
一つの目安と考えてご覧下さい。

10名定員の営業利益

まず、定員10名とは

午前10名・午後10名

という意味です。

物件を所有している、
借りているなどの条件で
異なってきますが

物件を借りた場合、
360万円程度です。

少し驚かれたかもしれませんが、
つまり、月30万円程度です。

年収360万円といえば、
サラリーマンの平均年収よりも
低いくらいです。

年収360万円で
開業や運営リスクを考えると、
10名定員で開業するなら、
サラリーマンになることをお勧めします。

例外としては、
10名定員でも可能な場合として、
自分で物件を所有していて(家賃がゼロ)、

365日営業するということでしたら、
月に65万円程になります。

年収だと780万円。

ただ、個人的には365日というのは、
開業者本人が良くても
働いてくれる方は負担になるので、
これもおススメはできません。

15名定員の営業利益

では、15名では
どのようになるでしょうか?

大体、960万円程度です。

このくらいの数字になると、
脱サラしてもいいかなと
思う人が多くなってくるかと思います。

ですが、2016年4月より施行された
地密着型通所介護に注意が必要です。

地密着型通所介護については
別の記事でご紹介します。

基本はこれになりたくありません。

一番の理由としては、
新規顧客の制限にあります。

例えば、江戸川区に店舗があった場合、
今までは葛飾区でも足立区でも

極端なことを言えば、
沖縄でも北海道でも
お客さんを獲得することは可能でした。

しかし、地密着型通所介護は
江戸川区に店舗がある場合は、
江戸川区のお客さんしか獲得できません。

そのため、市町村の境にある店舗は
商圏を失うことになってしまいます。

そのため、15名定員もオススメしません。

これも例外として、大きな市町村で
店舗がその中心にある場合は問題ありませんので、
15名定員でも問題ありません。

20名定員の営業利益

では20名ではどのようになるでしょうか?

大体、1560万円程度です。

人の感覚には違いがあるので、
一概には言えませんがまず、
1店舗目としては十分ではないでしょうか。

私はここを目指して
開業することをオススメしています。

ちなみに、これが30名になると
2640万円程度になります。

事業拡大の手順

上記より、私がおススメする
事業拡大の手順としては

20名定員のデイサービスを安定させ、
同等やそれ以下の定員の
デイサービスを開業することです。

別の記事で詳しくお伝えしますが、
20名定員のデイサービスがあれば、
15名定員でも10名定員でも
地域密着型通所介護になりません。
※20名定員のデイサービスからの距離によります。

店舗ビジネスは
店舗が増えると、安定度は増します。

オーナーとなる方にはぜひ、
複数店舗開業していただき
経営の安定と共に、
地域貢献の拡大を図ってもらいたいと思います。

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