デイサービスを開業する上で
知っておきたい基礎知識があります。
異業種で家族の方などが
介護サービスを受けられたことがないという人は
ほとんど何も知らない状態だと思います。
私も開業する前は
まさに何にも知らない人でした。
今回は全く介護業界を知らない方へ
基礎知識をご紹介致します。
介護保険を使ったサービスです
病院などで医療保険を使ってサービスを受けるように
介護サービスも介護保険を使います。
そのため、医療と同じように
保険から支払われる料金と自分で払う料金があります。
2015年12月現在では、料金の割合は2通りです。
- 9割が保険から、1割が自己負担
- 8割が保険から、2割が自己負担
半日デイサービスの場合は
平均すると1回あたり5,000円程度の料金です。
そのため、自己負担は500円~1,000円となります。
介護のレベル(介護度)は7段階あります
デイサービスなどの
介護サービスを使う場合は介護認定が必要です。
その介護認定には7段階あります。
- 要支援1
- 要支援2
- 要介護1
- 要介護2
- 要介護3
- 要介護4
- 要介護5
要支援1が一番レベルが軽いです。
普通の健康な高齢者の方とほとんど変わりません。
だんだん下に行くにつれて
レベルが重くなり
要介護5になると
ほとんど寝たきり状態です。
そのため
料金も介護度によって変わってきます。
介護度が重くなればなるほど
料金が上がります。
事業者にとっては
重たい人ほど収入が増えるということですが
同時に手間もかかるということなので
開業するサービスや現状のスタッフスキルによって
判断しなくてはいけません。
キャッシュフローは1カ月遅れと2カ月遅れ
介護保険を使うサービスはすべて同じですが
サービスを受けた=入金ではありません。
利用者の自己負担分は1カ月遅れ
保険分は2カ月遅れとなります。
例えば、1月に開業して
どれだけお客さんが来ても
キャッシュベースだと入金は『ゼロ』。
2月に1月利用者の自己負担分
3月に1月利用者の保険分が入金されます。
そのため、黒字倒産というリスクもあるので
気を付ける必要があります。