スタッフの給与。
経営者としては
永遠に悩ませる問題かもしれません。
経営者としては、なるべく安く。
スタッフとしては、なるべく高く
と決して交わることはありません。
今回は開業時に
スタッフ給与はどのくらい設定すればいいのか
ということをご紹介します。
社員 or パートどうするのか?
おススメは以下の配置です。
- 管理者(社員)
- 介護職員(社員)
- 看護師(パート)
管理者
これは特に記載する必要はないと思いますが
管理者はデイサービスの顔となる存在なので
社員のほうが良いです。
介護職員
この職種は意見が分かれると思います。
でも、圧倒的に社員がおススメです。
開業時の介護職員となる方は
今後のデイサービス経営において
キーマンとなる人です。
管理者は外を攻め
介護職員は中を守るというのが基本の形です。
そのため、開業時の介護職員は
一緒に盛り上げていくためにも
社員を選択した方が良いです。
看護師
パート採用がおススメです。
社員の場合は
かなり応募者が絞られます。
また、病院や施設系も高い給与で出しているので
そこと勝負することになります。
そのため、デイサービスはパートで子育て中
ブランク明け、定年、この3つの方の採用がよいです。
介護職員処遇改善加算を利用する
会社が支払う給与以外に
プラスしてお客さんや国から負担してもらい
+αすることができます。
加算率もどれを選択するかで異なりますが
一番高いもので売上に対して4.0%です。
つまり、300万売り上げると
12万の処遇改善加算がもらえます。
さらに平成27年4月から拡充部分も合わせると
一人あたり月額4万円程度増えることになります。
この制度を利用して
会社の給与を決めるもの一つの方法になってきます。
では一体いくらなのか?
「それで結局いくらなの?」
そう思われていると思います。
私たちの施設では
開業時このように設定しました。
管理者(生活相談員) 22万円
介護職員 18万円
看護師 時給1,500円
この金額でも
応募はかなりありました。
あとはオープニングスタッフという
プレミア感を出すテクニックが必要ですが
特に人が集まらない!ということはありませんでした。
給与、やりがい、地域の相場、経営のバランスを見て
給与を設定していただければと思います。