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デイサービス経営のリスクってどのようなものがあるのか?

どんなビジネスでもそうですが
いいこともあれば悪いこともあります。

デイサービス経営も例外ではなく
リスクも当然あります。

今回はそのリスクについてご紹介したいと思います。

入金サイクルが2か月遅れ

介護保険を使うビジネスなので
医療と同じで入金サイクルが遅いです。

飲食店のようにオープン日に行列ができれば
その日に現金が入るというものではありません。

介護保険部分で言えば
2か月遅れで入金されます。

例えば1月にオープンした場合

1月に稼働率が100パーセントになったとしても
キャッシュはゼロです。

2月に1月に利用した利用者さんの分
(売上の1割程度)が入金され

3月に残りの9割が
入金される仕組みになっています。

飲食店などの店舗ビジネスは
右肩下がりが多いですが

デイサービスの場合は
よっぽどのことがない限り
右肩上がりで推移します。

あとはその右肩上がりのスピードを
どれだけ早くできるかが経営部分になってきます。

事故リスクがある

これも他のビジネスでもあることですが
事故のリスクがあります。

大きく分けて2つ。

送迎の事故と施設内での事故です。

施設内でも事故は食事介護
お風呂介護時に多く
命の危険もあるものになっています。

そういった意味では
リハビリ型デイサービスは食事
お風呂サービスがないので

1日デイサービスよりもリスクは低いですが
送迎が多いので送迎事故のリスクは高まります。

私たちは5年以上デイサービスを運営していますが、
転倒してしまい、打撲などはありますが
骨を折る、筋肉に損傷ができるなどの事故は起きていません。

あとは、送迎中の事故ですね。

私たちの施設も残念ながらゼロではありません。

みなさん、心配されるのは
高齢者だから事故した場合に
若者よりの重症化するのではないかということです。

これは経験上ですが
もちろんまったく差がないとは言いませんが
あきらかな差があるとは思いません。

大けがするような事故を起こした場合は
若者でも割合が少なるかもしれませんが
大けがすると思います。

私たちの送迎事故も
壁やガードレールに擦るといったものがメインで
利用者さんがケガをしてしまった事故というのはありません。

最後の人になることがある

介護・医療分野では仕方がないことですが
利用者さんが最後に話した人
訪れた場所になることがあります。

とっても元気だったのに
利用してもらった翌日に亡くなってしまったり

送迎で迎えに行こうとしたら亡くなっていた
ということがあります。

私たちは直接施設内で倒れたりということは
ありませんがこれから運営していく上であると思います。

スタッフも分かっていることとはいえ
寂しく、悲しい気持ちになります。

でも、だからこそ
その日1日1日のサービスを
真剣にできるという反面も持ち合わせています。

このようにデイサービス経営にもリスクはあります。

あなたにとって、このリスクが
それだけのものか、他業種と比較して
どうなのかということを考える参考になれれば幸いです。

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